【構造】「日本住宅性能表示基準」って等級による性能の大小以外も覚える必要あるの?令和6年はまるまる1題(4枝)出題があった!

一級建築士

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく「日本住宅性能表示基準」における構造の安定に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。【構造】のカテゴリーからこんな形で1題まるまる出題されるとちょっとドキッとしませんか。令和6年は1題まるまる(4枝)出題されました。まるまる1題というのは平成14年以来とのこと。過去の出題をふまえて整理してみましょう。

A男
A男

等級の大小と性能の関係ぐらいしか覚えてないよ!過去問でも見かけなっかったよ!

ぱんちょ
ぱんちょ

それもそのはず、まるまる1題出題されるのは平成14年以来とのこと。

A男
A男

いや、なんかそういうの多くない?なんか施工でもあったような…。

ぱんちょ
ぱんちょ

内容しては試験前にさらっと読んでおけばいいのでは、というレベルですので。

日本住宅性能表示基準

住宅の性能を消費者にもわかりやすくするために導入された制度。住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づく。

1−1、1−2、1−4、1−5は評価基準に基づき、等級で性能を示します。ちなみに、等級1とは建築基準法上の要求レベルを満足していることを意味しています。

1−3、1−6、1−7については、表示事項を示せば良い、となっています。

1−1 耐震等級

耐震等級の内容は倒壊等防止について。

評価基準はこちら↓

  • 等級3:等級1の1.5倍
  • 等級2:等級1の1.25倍
  • 等級1:極めて稀(数百年に一度程度)に発生する地震の力

過去問

(R06-30)

4 .「耐震等級」には、等級 1 、等級 2 及び等級 3 があり、耐震性能の要求レベルが最も高いのは等級 1 である。

こちらは記述は正しいでしょうか。それとも誤り?

解答(こちらをチェック)
→☓ 誤りの枝です。等級の数値が大きくなると、より大きな力に対して所要の性能があることを意味します。

1−2 耐震等級

耐震等級の内容は損傷防止について。

評価基準はこちら↓(先程の倒壊等防止と同じですね。)

  • 等級3:等級1の1.5倍
  • 等級2:等級1の1.25倍
  • 等級1:極めて稀(数百年に一度程度)に発生する地震の力

1−3 その他

評価対象建築物が免震建築物であるか否か。

1−4 耐風等級

耐風等級は倒壊等及び損傷防止について。

評価基準はこちら↓

  • 等級2:等級1の1.2倍
  • 等級1:倒壊 極めて稀(500年に一度程度)に発生する暴風による力(令87条×1.6倍)、損傷 稀(50年に一度程度)に発生する暴風による力(令87条)

過去問

(R06-30)

3 .「耐風等級」は、暴風に対する構造躯体の倒壊、崩壊等のしにくさ及び構造躯体の損傷の生じに
くさを表示している。

こちらは記述は正しいでしょうか。それとも誤り?

解答(こちらをチェック)
→◯ そのとおりです。

1−5 耐積雪等級

耐積雪等級は倒壊等及び損傷防止について。

評価基準はこちら↓

  • 等級2:等級1の1.2倍
  • 等級1:倒壊 極めて稀(500年に一度程度)に発生する暴風による力(令86条×1.4倍)、損傷 稀(50年に一度程度)に発生する暴風による力(令86条)

過去問

(R06-30)

2 .「耐積雪等級」は、建築基準法施行令に規定する多雪区域に存する住宅に適用されるものである。

こちらは記述は正しいでしょうか。それとも誤り?

解答(こちらをチェック)
→◯ そのとおりです。

1−6 地盤又は杭の許容応力等及びその設定方法、1−7 基礎の構造方法及び形式等

地盤又は杭の許容応力等及びその設定方法は、地盤又は杭の許容応力度設定の根拠。


基礎の構造方法及び形式等は、直接基礎については構造、形式。杭基礎については杭種、杭径、杭長。

過去問

(R06-30)

1 .基礎の構造の性能について表示すべき事項は、直接基礎にあっては、基礎の構造方法及び形式
である。

こちらは記述は正しいでしょうか。それとも誤り?

解答(こちらをチェック)
→◯ そのとおりです。

まとめ

今回は以上です。令和6年の問題は正解の枝のみが回答できるという方がほとんどだったのでは無いでしょうか。誤りの3枝については、覚えてなかった方も多かったのではないかと思います。誤りの枝についても今後出題される可能性がありますから、まずはこういう問題もあるということだけでも意識していただいて、直前で読み返していただければいいかな、と思います。

いかがでしたでしょうか。皆様が合格できるよう少しでもお役に立てば嬉しいです。

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