令和5年製図試験、ペン立て持っていっていけないの?携行できるものを見直そう!

一級建築士

これから設計製図の道具を揃えようという方はご注意下さい。令和5年の試験より携行できるものが変わったようです。建築技術教育普及センターより。

・ペン立ての持ち込み禁止?

建築技術普及センター発表、試験当日の注意事項より試験当日の携行品について昨年までになかったルールが設定されております。

携行できないもの
ドラフター、問題用紙つり器具、認められる図形及び文字用以外の型板(テンプレート)、点線・破線等を引くことができる型板(点線スケール)、ソロバン、メモ用紙、トレーシングペーパー、電動消しゴム、筆記用具等収納ケース

筆記用具等収納ケースが持ち込みできなくなっております。

これまで設計製図の筆記用具等をまとめるため、受験者はそれぞれ工夫をしてきました。それらが禁止となったことで、これまでと違う対策を講じる必要がありそうです。

・携行できるもの。

これを期にあらためて試験に携行できるものを見直していきましょう。

必ず携行するもの
受験票、黒鉛筆(HB又はB程度、シャープペンシルを含む。)、消しゴム

携行できるもの
製図板〔45cm×60cm程度とし、傾斜用の軽易なまくらの使用は可とする。ただし、使用に際しての製図板の傾斜角度は30度以下とする。〕、T定規(60cm程度)、平行定規、その他の定規(直定規、三角定規、勾配定規、雲型定規)、円・だ円・正三角形・正方形及び文字用の型板(テンプレート)、三角スケール、分度器、コンパス、ディバイダー、ハケ、画びょう、製図用テープ、しんホルダー、鉛筆ケズリ、消し板(テンプレートとしての使用は不可)、計算尺、電卓(加減乗除、ルート、メモリー、%機能、関数機能を限度とし、プログラム機能を有せず、小型で音のしないもの)、問題チェック用の蛍光ペン・色鉛筆、滑り止めマット、時計又はストップウォッチ(小型で時計機能のみのものに限る、アラーム等音の機能の使用は不可)

筆記用具収納ケースを禁止されたこと以外は変更はないようです。携行できるものをケース等にまとめることができなくなりますから、携行品は厳選していく必要がありそうです。

・試験会場の確認が必須。

写真はイメージです。

毎年、設計製図の試験会場の机が狭かったという話が試験終了後に飛び交います。受験者どうしの距離が近く、机の奥行きがないなど。製図板を置くとあとは何も置けない小さな机一つという会場もあったと聞きます。今年はそれに加え、道具を立てたり、まとめることができなくなりますからよりスペースが必要になります。

試験会場は事前に発表されますから、会場の様子を昨年までの受験者に確認しておき、道具を広げることができる会場かどうか事前調査しておきましょう。毎年同じ会場でやっている地域もあるのではないでしょうか。

私も昨年は大学の教室での実施でした。製図板はまくらを使ってさらに傾斜させないとおさまらず、1席間隔だったので問題用紙を脇に置くにも折って畳んで使用するような状況でした。

会場を初めてみたときは面食らいましたが、予め準備できていれば対策や心構えも違ます。皆様も十分に下調べをして試験に望むことをおすすめいたします。

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